希望で迷いさえも騙し続けて

高橋恭平(関西ジャニーズjr.なにわ男子)・永瀬廉(King&Prince)・松村北斗(SixTONES)(若干)のファンが勝手に語ります

青春ラジオ小説「オートリバース」が、痛いほどに好き。

 

 

 

どうも、まりもです。

まず初めに本題とは異なる話ですが、1つ前のアンケートにご回答下さった方々、ありがとうございます。実は1件も来ないんじゃないか…と思っていたので、本当に助かっています…ありがとうございます…(涙)

 

 

ごめんなさい、本題に戻します。

私は今、このはてブロを豪速球(?)で書いております。とにかく急いでいる。なんでかって?

青春ラジオ小説「オートリバース」を公式サイトから聴けるのが今日までだから。

いや~、めちゃめちゃギリギリ。もう私テストとかあって全然時間に余裕がなかったんですよ、やっとこさ終わったんですけど今もちょっと忙しくて。でもどうしても聴いて欲しいので!とにかく、聴いて!という気持ちです。

 

公式サイト載せておきます。どうやら約100分らしいので、聴いていらっしゃらない方はぜひ!今すぐ!聴きに行ってください!(ごめんなさいもう間に合わないかも!でもやる気で!)

青春ラジオ小説オートリバース特設サイト (radiko.jp)

 

この先は完全なる自己満の感想なので、暇で見てやってもいいよって方はぜひって感じですが、ほぼ自分の記録と同然なので!(ちなみにまだ「オートリバース」関連のインスタライブなどはまだ見られていないので何か情報不足だったな~と思う事があればまた更新させて頂きます…!)

では!!!

 

 

 

私はただのなにわ男子が好きな人間なんですけど、HiHi Jetsも毎週Jr.チャンネルをチェックする程度には好きな人間です。それでHiHi Jetsの情報もよく耳に入ってくるんですけど、それでこの「オートリバース」の存在を知りました。

私はちょうどテスト期間の始まりと共に始まるこのラジオをどうしても聴きたかった。根本的に何となくラジオが好きなのもあるし、「ラジオ小説って何!?バイノーラルって何!?」となったのもあるからです。

めちゃめちゃ聴くか迷いましたが、でもやっぱり気になるし、耳だけなら手は動かせる!勉強できる!と思い、ちゃっかり聴いていました。

 

 

ストーリーについて。バチバチにネタバレします(おい)。そして文章を書くのが下手なので、皆様が全て聴いた設定で話します…要はあらすじをまとめる能力が欠けているということです…ごめんなさい…(土下座)

個人的に特に好きってシーンをピックアップします。

 

 

第1話・第2話について。

親の離婚して苗字が変わったばかりで同じ日に同じ学校に転校してきた橋本直と高階良彦。直は割と現実を見ていて真面目な感じだけど、高階は割と冗談を言う感じ。2人は全く違う性格だけど、世の中を斜めに見ている感じが似ているなあと思いました。

 

ケンカを吹っ掛けられてボコボコにされた後も「高階のパシリじゃない…!」と傍から見たら訳の分からないことを叫んでいるのが不思議な直を表しているなと思いました。
その後消火器で攻撃するのも独特の感じで高階の言う通り「消火器って使えるんだ…」と思いましたが、その後全然真面目な直も良い。

 

 

第3話。個人的にアイドルのファンとして、この回は結構印象的でした。当時の親衛隊の連合隊長の三谷さんの話でテレビ局も一目置く程の存在であったことに結構びっくりしました。

今はSNS時代だし、テレビとかそういう次元のことはみんな知らずに応援しているから状況は違うけれど、自分もアイドルというものに興味を持ち始めた時、「全然知らない赤の他人をよくこんな懸命に応援できるなぁ」と思っていましたし、今も他の人に比べたら応援しているというより娯楽として捉えているぐらいだと思うので、懸命に応援していらっしゃる方を見ると凄いと思うし、何かに懸命になれるってかっこいいなと思います。

現実世界ではアイドルの2人がラジオの中で親衛隊、すなわちアイドルのファン側の役になっているのが新しいなとかも思ったり。

「アイドルを守って、育てて、スターにする」という部分、守るかどうかは分かりませんが、今のアイドルファンにも似ているかも?と思ったり。色々な面で面白かったです。

 

 

第4話。

てるてるワイドで「いがるのいがさくさん」に「おっ」となりました。笑笑

カンパのシーンで、高階は自分の興味のある事に対しては、犯罪どうこう関係なく真正面に突っ走ってしまうんだなと思ったり。

小泉今日子に出会えたシーンで幹部になる!とすぐ意気込んでしまうのもそうですし、直が普通の事じゃないから怖いっていうのに対して「出来ることは全部やるぞ」という高階の言葉が少し怖く感じました。

 

 

第5話。まず最初に、82年組のアイドル、凄すぎんか?となってしまった。そもそもアイドルの概念だったり、アイドルそのものが好きな私的には興味が湧いてしまいました。ちょっと調べたいです。

ファンの民度だったりがたまに話題に出たりするけれど、今よりも昔の方がだいぶ厳しいし、それがこの今日子隊をガラッと変える大きなきっかけでした。

「フリー」という言葉、初めて知りました。その時代だったからこそ存在したのかもしれませんね、現代じゃ見たことないし。

この時、やっぱり高階個人はとにかく前進していた、けれど前進する方向を間違えていた。冷静な直は間違えた方向に突っ走ってしまう事はなかったけれど、それが故に高階とは心の距離が離れてしまった。直は間違えたことをしていないのに、自分が大事にしていた友達を失ってしまうのが報われないなぁと思ってしまいました。

 

 

第6話。あぁ…田原さん…確かに良くないことをしたのだけれど…聴いているだけなのに苦しかったです。一瞬は怯む高階も、田原さんとの関係よりも親衛隊の中で昇格することを選んだ。

高階って川西に余計加速させられてるよなぁと川西を恨みそうになってしまいました。小説を読んでいる気分です。

直とヒメのシーン。山手線ぐるぐるで不覚にもキュンとしてしまった…ヒメの声が超女の子!可愛い!となっていました。

自分の為に勝手にアイドルに尽くしているという話、今でも言えることだなあと思いました。相手の為を思ってアイドルを応援しているのか、自分の為にアイドルを応援しているのか。単純にアイドルが好きという感情とは別ベクトルの話です。私としてはどちらの形も正解だとは思うのですが、どちらにせよアイドルを大事にしないと逆に悪い影響を与えてしまうことだって無きにしも非ずだよなあと考えさせられました。

 

 

第7話。田原さんに焼きいれる時は少し怯んでいたのに、気付けばトップになって自ら暴力的な行為を引っ張っていこうとしている高階。

直とヒメのシーン。「ブスだよ」に物凄い優しさを感じました。この2人は冷静だし親衛隊を俯瞰で見れているなと思います。この様な人はこの2人にいなかったのでしょうか。きっといたはずです。でもその様な人はこの時どうなっていたのでしょうか。

高階を止めて欲しいと川西に頼むも、むしろ隊を抜けて欲しいと言われてしまう直。直がしていることは何も間違っていないのに…となりました。親衛隊の人達が自分達の為に小泉今日子に尽くしてしまっていたせいで、やはり悪い影響を与えてしまっていたそうです。

直とヒメの海のシーン。このシーンで勝手に悶絶してしまう自分どうにかしたいですね、基本的に漫画もドラマも映画も恋愛系が好きです(急に私情)。このシーンはストーリーの主軸に関係なく勝手に自分が好きランキング堂々の第1位です。海って青春…自分もそんなこと起きないかな…多分ないな…(大号泣)

どう考えても両想いなのに親衛隊とかのせいでバレてはいけない2人が切ない…

グリーンフラッシュの話で「この世界には2人しかいないの!」っていうヒメが本当に可愛かった…可愛すぎた…実際には色々な悩みを抱えているんだろうけど、この時ばかりは思い切り自己中になってしまうヒメが可愛かったです。

 

 

第8話。直はヒメといるのが目撃されて、親衛隊を辞めるよう川西に脅されてしまいました。また、このタイミングで小泉今日子が1位となります。ヒメに電話で親衛隊を辞めることを伝えます。小泉今日子が1位になることが達成されたし、高階の言う全国制覇は直の思うものとは異なっていたからでしょうか。

高階を見下したりヒメのことで直をおちょくる川西が許せん…本当に許せん…!

病院での高階のお母さんと直のシーン。2周目を聴いた際に、「鼻血ってもしかして病気と関係あるのか…?」と気になったので、骨髄性白血病について調べてみました。

骨髄性白血病と同じ種類なのかはよく分かりませんが、様々な白血病の症状で鼻血が挙げられていました。また、あざも症状の1つでした。高階が倒れる前の直があざを指摘したシーンで、高階はあざが出来るようなことをした自覚は無いというニュアンスのことを言っていました。これはきっと病気のせいだったのだろうと思います。

 

 

第9話。病院での高階と直のシーン。高階との関係がまた戻ったようで少し良かったのかな~と思いましたが、川西さあ…!!!

気付けば川西が親衛隊の中でどんどん上に登り詰めていました。三谷さんが戻ってきても昔の親衛隊も戻らなくなっていた。

髪が抜けるから帽子を買ってきて欲しいと言った高階は以前の時よりも確実に弱っていました。そんな高階に奇跡が起こって欲しい、病気が治って欲しいと願う直は小泉今日子に合わせれば良いのではないかと考えます。普段は現実的なものの見方をする直も高階の事になると消火器を持ち出して来たり、明らかに高階寄りの川西に高階の暴走を止めて欲しいと頼んだり、奇跡が起こるはずだと考えたりととにかく必死になります。必死過ぎる直を見ると、やっぱりいつでも高階の事を大切に思っているんだなと思いました。

 

 

第10話。昔の人と一蹴されてしまう直と高階。車に乗った小泉今日子ともゆっくり話すことも出来ずといった次第です。小泉今日子自身も人気になったことでスケジュールもいっぱいいっぱいなのでしょうか。

そして出てくる鼻血。勝手に頭を抱えてしまいました。もうダメだって…

高階のがんは脳に転移してしまっていました。直はヒメに電話します。

声を出さなくてもヒメが直だと気付けたのはヒメが直からの電話を待っていたからだし、わざわざ三谷と別れたことを直に告げたのはきっと直と付き合えるぞって合図だと思っていた恋愛ストーリー大好きマンです。

でも直はそんなこと考えている暇はなくて。恋愛的に言うとタイミングが悪い…。小泉今日子に直接病院に来てもらうようにヒメ伝いで頼みます。

ただその後。「ピッピッ…」と今までの病院のシーンでは規則的になっていた音が不規則になり始めて嫌な予感がしました。「ピーーー」と鳴ったときはうわあ...と突っ伏してしまいました。辛い。奇跡を信じていたものの、結局奇跡なんて起きてくれなかったことが、現実かの様に悔しくなりました。

 

 

第11話。ここでは公式サイトにあるAパターンについてです。最初にオートリバースの回想シーン。そして小泉今日子が高階の病室に来るシーン。この時、高階は亡くなってしまっているせいか、高階の声が近くで聴こえて来た様に感じました。小泉今日子の「みんな楽しかったよね!」で全てが清算されていった感じがしました。

高階の一人語りのシーン。物凄い量の後悔が出てきます。でも最後に出て来たのは直に会いたいということでした。

高階を失った直は普通に普通の生活を過ごしていました。そこに高階の母からカセットテープが届きます。以前オートリバースが便利だと言っていた直でしたが、今は人生みたいで嫌だと言います。急に高階の病室に切り替わるカセット。高階からの「もう泣くなよ、チョク」という言葉にはきっと高階の直への思い全てが詰まっていました。

オートリバースの機能が無かったら直は高階からの最後のメッセージを受け取れていなかった。オートリバースのタイトルの意味を少し知れた気がします。

 

 

 

ここからは話数とか関係なくのストーリーの話。

オニヤンマの眼の色の話で、直の色彩感覚というか、ものの見方が独特だなあ、素敵だなあとなりました。4話の「積もらない雪はなんの為に降るんだろう」という直の一言が淋しく聴こえたりしました。他にも直は独特の感性で話していて。5話や7話の河川敷の泥と反吐の例えはどちらも悪い方向へ向かう親衛隊や川西について直が抱いた感情だったと思います。6話の羽ばたきの話、8話のトンボの話などは「へぇ~知らなかった!」とまずなりました(そこからかい)。

直は少し変わっている様に思われますが、冗談を言えるひょうきんそうな高階も家庭内暴力を受けていて決して普通な訳じゃなくて。何か独特な感性やバックグラウンドを持っているこの2人だからこそ、何となく一緒にいて、友達なんだろうなと思いました。

 

 

 

ストーリー以外の「オートリバース」自体についての話。

配信前に直が猪狩で高階が作間って知ったとき、「いや猪狩が弱気で作間がケンカっ早いはないじゃん!?なんで!?」と思いましたが、聴けば聴く程分かるこのキャスティング。絶対これで正解でした、すみませんでした。

 

A・B・Cの3パターンは全て聴いたんですけど、Aパターンが好きだったという事もあり、基本的には公式サイトから聴いていたのですが、各話のタイトルがなんだか刺さった…何がと言われると何か分からないのだけど、めちゃめちゃカッコイイな、と感じてしまった。言葉って奥深いですね…。

 

そんでそのタイトルを読む黒木さんが最高だった。黒木さんがタイトルを言わない限りは始まらないし、「終わります。」と言わない限りは終わらないんですよ(哲学?)。めちゃ声も耳にスッと入る感じで。ちゃっかり最初から最後までどの話も聴いていました。

そんでこのラジオ、ちょくちょく昭和ソング(?)が入るのが良い。昔の音楽とかはめったに聴くことがないのですが、これが80年代(?)に流行った歌なのか、となりました。

吉田照美さんの部分に移り変わるところとかの音が好きです。時空を超えた感じがして気持ちはラジオの中でした。

ねえそんで!!!ヒメの声がめちゃ好きです。超可愛い。美山さんの声はスッキリしているというよりかは割と湿度のある感じの声で。でも黒木さんと同じくらい好きでした。ストーリーの中で好きな登場人物を決めるなら圧倒的にヒメです。

私は今高3なのですが、80年代の不思議な『世界観』ではないですが、昔は存在していたはずの『現実』が物凄く好きでした。

ちなみに感情移入しすぎたせいかなぜか泣いてしまいましたね…涙腺ガバガバですかね…18なんですけど歳なんですかね…

 

 

 

ラジオそのものについて。

始めに書いたように、「バイノーラル」が何者かを全く知らなかった自分は、とりあえずイヤホンを着けた方が良いらしいということで、イヤホンを装着し、高音質で聴いてみたんですね。テンション爆上げでした。いやあもうラジオの既成概念の破戒ですね、そもそもラジオドラマって出来るんか?と思っていた身だったので謝罪したくなりました。凄い。

 

自分はテスト期間でも耳だけで聴けるから聴こうと思った訳なんですけど、この聴くだけで楽しむことが出来るっていうのがかなりポイントで。

目は別に他のことに集中してても良いんですよね。でも、耳からしか情報が得られないからこそ、「終わります」と言わないと聴いている側からしたら終わったのか否かが分からない。これに物凄く感動してしまった。このラジオを聴いていて1番印象に残った事です。

出演者の名前だってテレビであればエンディングが流れている間に画面に表示されるし、落ち葉の上を歩いているんだな、カフェにいるんだなってことも画面に表示されるけれど、ラジオだと音がなければ全て伝わってこない。出演者の普通の会話ではなかなか伝わってこないからセリフにその要素を入れたり、情景が分かる音を入れたりしないといけません。普通に考えたら不便です。

でもその不便さがあるからこそ、テレビでは得られない良さがあるんですよね。普段音だけに集中することなんてめったにないからこそ、「ここってこういう音なんだ」と改めて気付くことが出来るし、「この人の声いいな」と思う事も出来るし、テレビであれば出演者やスタッフの方で文字の大きさに差があったりするけれど、ラジオであればどちらも平等に放送されるし。どんどん便利さが追求されていく世の中ですが、不便であるからこそ良いものだってあるよね、と思いましたし、改めてラジオはずっと消えて欲しくないな、と思いました。

 

ただまだ「オートリバース」のインスタライブを見れておりません。

とにかくテスト前で「オートリバース」をするらしいという情報以外何も得ないまま聴いていたので、今からでもこれについての情報を得ようと思います。

そして原作もめっちゃ読みたい。冷静に学校の図書室で借り忘れました…

 

 

 

いやあでも、これを聴けたことは物凄く良かったです!何度でも聴きたくなるラジオ小説でした。最後に一言、

「ラジオっていいね!!!」(清々しいパクリ)

 

いつもの10倍くらいのスピード感で書いたのではちゃめちゃな文章だったとは思いますが、最後まででも途中まででも読んで下さりありがとうございました!!!